毎月ギリギリの家計に加えて、終わりのない育児。
気がつけば、自分の時間なんて一秒もなくて、誰にも頼れず孤独と不安で押しつぶされそう——。

その気持ち
すごく分かります!!
私も次男出産後に、夫の持病が悪化…
育児と家事に専念するために、専業主婦になりました。
共働きのときは自由に使っていたお金が、どんどん目減りする恐怖…
お金を使うことに罪悪感を持ってしまい、子どもだけでなく自分の髪の毛もセルフで切っていたし、スーパーでも特売品の安いものしか買えませんでした。
お金が減るからと外出も減り、保育園を辞めた子どもたちと一緒に鬱々と家で過ごす日々…
そんな毎日に心も体も限界で「私って何のために頑張ってるの?」と感じることが増えました。
でも、ちょっとした工夫で気持ちがラクになると気づいてから、少しずつ前を向けるようになりました。
「自分を責めたくないけど、現実も変えていきたい」そんなママにぜひ、読んで頂きたいです。
「育児とお金のストレス」が心をすり減らす2つの理由
育児とお金のストレスが心をすり減らすには、主に以下二つの理由があります。
【理由1】自分でコントロールできないストレス
ストレスの大きな原因の一つは「自分ではどうにもできない」部分が大きいからです。
育児中のママは、お金の不安があっても、自分の時間も体力もほとんど子どもに費やしていて、思うように働くことはできません。
たとえば、「少しでも稼ぎたい」と思っても、子どもがまだ小さくて保育園に入れない、家族に預けられない……という状況では就業は難しいでしょう。
さらに、子どもに必要な、おむつ・ミルク・洋服・実費の予防接種などは、節約したくても削れない。
頑張っても報われない感覚が積もると、「どうしたらいいのかわからない」「もう無理かも…」と心がどんどん疲弊してしまいます。
【理由2】「周りは頑張っているのに自分は…」誰にも言えない孤独
もう一つの大きなストレスは「誰にも話せない孤独感」です。
お金の悩みはとてもデリケートな話題。身近な友人や家族にも気軽に相談できません。
たとえ相談できたとしても、家庭の経済状況や環境もまったく異なります。
実家が裕福で援助を受けられる人、産休・育休手当がしっかり出る会社に勤めている人、祖父母に子どもを預けてフルタイム勤務できる人……。
「どうせ相談しても分かってもらえないし…」「貧乏と思われるのが恥ずかしい」と、自分一人で抱え込んでしまうママも多いのではないでしょうか。
不安を“見える化”できる解決策4選
漠然とした不安ほど怖いものはありません。
まずは問題を具体的にして、一つずつ対策を立てていきましょう。
1.大まかな収支の把握をする
不安の正体を知るために、まずは家計簿をつけてみましょう。
スマホアプリなら、レシートを撮影するだけで簡単に記録できるものもあります。
1カ月続けると、「思っていたより食費がかかっている」「意外と通信費が高い」など、具体的な問題点が見えてきます。問題が分かれば、生活費を多めに入れてもらうなど、相談もしやすくなります。
完璧にやろうとせず、まずは大まかな支出を把握することから始めてみましょう。
ここで大事なのはとにかく「把握」だけしておくこと。
「もっとお金が必要だ!」と慌てて行動したり、余計不安になったりする必要はありません。
育児中はできることが限られます。そして子育てはいつか終わりが来ますし、環境は100%必ず変わります。
まずは「現状の把握」だけ行いましょう。
慌てて行動すると変な詐欺商法に引っかかったり、生活スタイルと合わない仕事で家庭がメチャクチャになる可能性があるからです。
2.将来のシミュレーション
子どもの教育費がいつ、どのくらいかかるのかを調べて、簡単にシミュレーションしてみましょう。
ネット上には無料の教育費計算ツールがたくさんあります。
「大学入学まであと15年、毎月1万円ずつ貯めれば180万円」など、具体的な目標が見えると、漠然とした不安が少し和らぎますね。
こちらも完璧な計画である必要はありません。
ザックリでいいので「大体XX万円くらいかな?」でもまったく問題ありません。
国の制度はコロコロ変わります。
私も次男の幼稚園入園のタイミングで急に「幼児教育無償化」が始まり、思いがけず保育料がゼロになりました。
2025年4月から高校も所得制限なしで無償化になりましたね。
制度の変更に一喜一憂せず、まずは大まかな見通しを立てておきましょう。
3.公的制度を調べる
子育て世帯向けの公的制度はたくさんあります。
幼稚園、高校の無償化や児童手当や医療費助成以外にも、自治体独自の支援制度もチェックしてみましょう。
たとえば、東京都では都内在住者であれば年間6万円の給付が受けられる「018(ゼロイチハチ)サポート」があります。018もですが、申請しないと受けられない制度も多いです。
見逃さないように注意しましょう。
また、生活福祉資金や母子父子寡婦福祉資金など、困った時に利用できる貸付制度があることも覚えておいてください。
日本は公的支援が充実した国です。本当に大変なときは公的な支援を頼れることを知るだけでも、不安の軽減につながります。
4.育児しながら働ける副業を探す
可能であればですが、在宅でできる仕事や、子どもが寝ている間にできる副業を探してみるのも検討してみましょう。
月に数千円でも自分で稼げると、精神的な余裕が生まれます。
ポイ活や覆面調査、スキマバイト、WEBライティング、データ入力、ハンドメイド販売など、特別なスキルがなくても始められる副業はたくさんあります。
「今は難しいかな…」「育児と両立できる体力と余裕がない…」場合は、無理に副業を探す必要はありません。
今は育児に集中する時期!と割り切るのも大切なことです。
育児>超えられない壁>副業は常に頭に入れておきましょう。
心のイライラを解消する方法4選
「私はママだからイライラしちゃいけない」…なんてことは絶対にありません!
小さなストレスも積み重なれば大きな負担になるので、積極的に解消するように心がけましょう。
1.自分の感情を書き出す
スマホのメモ帳でも紙でも構いません。
今感じているモヤモヤや不安を、そのまま文字にしてみましょう。
「お金が足りなくて不安」「夫にもっと手伝ってほしい」「自分の時間がなくて疲れた」など、正直な気持ちを書き出すだけでも、心が軽くなることも。
誰に見せるものでもないので、遠慮なく本音を書いて自分の気持ちを整理してみましょう。
2.一人の時間を確保する
たとえ30分でも、一人の時間を作ることが大切です。
一時預かりサービスを利用したり、家族にお願いしたりして、自分だけの時間を確保してみてください。
お住まいの地域によっては、一時預かり利用支援も行っています。
たとえば、東京都では「ベビーシッター利用支援事業」として、1時間100円でベビーシッターが頼めます。
「子どもを預けるなんて申し訳ない」と思う必要はありません。ママがリフレッシュすることは、結果的に子どもにとってもプラスになります。
カフェでぼーっとする、散歩する、好きな本を読むなど、何でも構いません。自分のための時間を大切にしてください。
3.育児しながらできるストレス解消法を探す
完全に一人になれなくても、育児をしながらできるストレス解消法はたくさんあります。
寝かしつけ中にストレッチをする、音を消すOR小さくして、字幕の映画やドラマ、YouTubeを見る、Xで愚痴をつぶやくなど、どんな小さなことでもOKです。
「こんなことでストレス解消になるの?」と思うかもしれませんが、小さな積み重ねが大きな変化につながることもあります。
私のオススメは骨伝導もしくは耳に掛けるイヤホンです!
普通のイヤホンですと、子どもの声や泣き声が聞こえませんが、このタイプであれば周りの音も聞こえるので、いざという時でも安心です。
付けたまま子どもとも普通に会話ができます!
ほんの少し「自分の世界」に浸る時間を作るだけで、驚くほど心が軽くなるので、気になる方はぜひ試してみてください。
4.お金がない時こそ自分に「ご褒美」を
お金がない時こそ、自分への小さなご褒美を忘れないでください。もちろん高価なものである必要はありません。
コンビニスイーツ、お気に入りの入浴剤、好きなドリンクなど100円、200円でも自分が嬉しいと思えるものがあるはずです。
「お金がないのにぜいたくなんて」と思わず、頑張っている自分を認めてあげてください。
育児で最も大切にしなければいけないのはお子さんです。
そして、お子さんを可愛がり愛情を注ぐためにも、まずは自分を大切にすることからはじめましょう。
まとめ:今すぐすべて解決する必要はありません!
育児とお金のストレスは「自分でコントロールできない状況」と「誰にも言えない孤独感」によって強くなります。
家計の見える化や将来のざっくりシミュレーション、公的制度の活用、副業の検討などで不安を軽減できます。
また、自分の感情を書き出す・一人の時間を持つ・育児しながらできる小さなリフレッシュ法も有効です。
今すぐ全部解決する必要はありません。
少しでも心が軽くなる習慣や考え方を取り入れることで、子どもにも優しくそして、自分にもやさしくなれる日が増えていきます。無理せず、できることから始めましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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